そろそろ9月ですが上海の日中はまだ30度を超えている。また悪いことに夜も黄浦江から湿度100%の蒸し暑い風が吹いてくる。そんな熱帯夜でこのところ急増しているのが露天バーです。中国語で「泡露天口巴」と言い上海人がリラックスするための新しい流行になりました。
元々上海はバーが少なくないのです。和平飯店一階のジャズバーは代表的な観光スポット、解放前から上流階層の社交名所として今でも本格的な生ジャズ演奏が楽しめます。その他にも欧風ビールバー、若者が好きなディスコバー、中国伝統バーなどが軒を連ねます。
しかし、何故今の上海人は外で飲むことが好きなのでしょうか。多分人工的な室内環境の中ではなく、上海の独特な夜景の中に沈んで飲むことに特別な楽しみを見いだしたからでしょう。近年、道路の環境建設も重視されています、街がますます綺麗になってきました。
例えば衡山路では街路樹に沿って数百メートルに渡って油絵が飾られており、夜、散歩に出て喉が渇いたら露天席でビールを一杯飲めば何となく落ち着きます。また外灘でも黄浦江両側の風格と新旧不同の建物を背景に夜江風に身をさらすのも良いでしょう。
露天はコストが安い分お客にもお得です。これまでもソウル・イテウォンのバーで会った優しい店長さんや冗談好きな外人客、京都加茂川での美味しい日本酒と花火、全部良い思い出でとして忘れられません。皆様も上海に来られたら是非露天バーで街の味を味わってください。
(立正大学大学院 経済学専攻 兪揚)