|
2、3ヶ月前、ガーデンホテル上海の斜向かいに、いかにも高級そうな店がオープンした。一見したところ高級な酒屋のようであるが、どうやら少し違っている。外からよくよく見てみると、どうやらそこの店の商品は葉巻であるということがわかってきた。意を決して店の中に入ってみると店員は椅子に座ってご休憩中。露骨に迷惑そうな顔をされてしまった・・・。
売っている葉巻の値段は、1本が15元から250元という普通では考えられない冗談か?夢か?という世界の値段なのである。日本での葉巻の価値は知らないが、中国の普通の煙草に換算してみると、一番安い15元という値段でもガーデンホテルでマイルドセブンが1箱買えて、更にラークの偽物だったら3箱も買えてしまう値段なのである。250元の煙草に至っては、最高級煙草中華1カートンに匹敵するかしないかという値段なのである。ちなみに高級煙草中華は普通の中国人にしてみれば、年に一回旧正月やお祝いごとの時に吸えるか吸えないかという代物である。そんな値段の葉巻をいったいどんな人が買うのだろう、と店の前を通りかかるたびに注意してみていたのだが、残念ながら、今だかつてその店で葉巻を物色している人の姿は見たことがない。ここ最近、日本では葉巻が密かなブームという話を小耳にはさんだが、中国で葉巻がもてはやされるようになるのはまだ先のお話のようである。
(上海交通大学留学生 見口大介)
|