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上海便り
2000.1.12 第壱百参便、Millennium in Shanghai
2000年の第1便となります。新聞によると昨年の市内GDP成長率は10.2%を記録し国全体を3%上回り10年連続で2桁成長を遂げたとの事です。現在日本の新聞の国際面を見ると中国経済に対する懸念材料に事欠きません。ところが一方で産業面を目にすると毎日のように上海及び周辺地域への新規進出や工場拡張の記事を拾う事も出来ます。

当番組が上海ビジネスに携わる方々へ生の生活情報として何かの参考になれば幸いです。

新年快楽
99年12月31日23時01分、上海虹橋国際空港を1機のエアバスA340が飛び立った。北京行きの東方航空MU2000便、わざわざ中国標準時間の午前零時を空中で迎える為の臨時便である。折り返しの2001便は1日の午前7時30分に北京を発ち今度はグリニッジ時刻の午前零時を空中で迎えて上海に戻る。

奇しくも日本のスーパーでは飲料水やカップラーメンのコーナーが買い溜めの為賑わったとの事。この2つ風景は未だ敗戦混乱期やオイルショックの記憶を引き摺っている日本と新千年を迎え自信溢れる中国のマインドギャップの典型のように思えてならなかった。

午前零時、アジア1の高さの東方明珠タワーは三段ロケットの様に花火を靡かせ、浦東の超高層ビル群はそれぞれが一番だと誇示するように電飾を煌かせている。購買力平価で換算し直しても依然として1人あたりのGDPは韓国や台湾の足元にも及ばないのに一体このエネルギーの源泉は何なのか?

1つの鍵は成長率ではなかろうか?皆が今日より明日の方が良い暮らしが出来ると信じ切っているから今の財布の中身をあまり気にせず消費に走れる。もう1つは抽象的だが人口の多さである。東京に居るとあまり気に止めないが地方都市から来られた方は上海の人の流れを見てこれなら何処に店を出しても儲かるような気になるそうである。実際に庶民レベルの店は常に満席で電話予約も信用できないので、4月の上野公園さながら先に誰かを差し向けて場所を確保しなければならない。

ともあれ皆様に幸多き新千年でありますように。

(丸加物産株式会社 代表取締役 藤川 洋)

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