今年は中国が一人世界に注目される年なのかなと思っていた。ところが9月の不幸なテロ事件以降の迅速な団結と行動、そして政治のリーダーシップを見せつけられ改めてアメリカの影響力の大きさを全世界に示した。そして相変わらず何も変わらなかったのが日本だった。ウルフルズが歌う「明日がある」が大ヒットしテレビCMグランプリを獲得した。この一年この歌の国民の共感度には凄いものがあったと思うがこの歌詞すらどことなく刹那的に感じてしまう。
さて、今後も中国の経済的影響力が大きくなるのは間違いないだろうが、日本人の性なのだろうか、経済誌を見ても著名企業トップの発言に「東シナ海、みんなで渡れば怖くない」的なものを感じてしまう。こっそり直行便が廃止されたようだがベトナムブームはその後どうなったのか。インドネシアは未だ政情に問題があるがアセアン5の実質経済成長率(米ドル換算)は2000年推定値で5.6%、通貨も安いし一時のバ ブルが弾け良い投資環境になったのではなかろうか。
私は日本と中国の関係について7,80年代の国家間の「友好交易」、そして90年代に始まった巨大企業中心の「対中進出」に混じり今後「個人交流」の時代に移ってゆくと考えている。「個人交流」には留学生や家族の交流から東京の町工場が福岡に支店を出す感覚で上海店を構えるといった広い意味での生活交流であり、より現在の米国との付き合いに近い形と言えるでしょうか。これからの10年はきっとこうした 日中関係になると確信している。
最後に2002年も皆様方に幸多き一年でありますように。