半年くらい前から押寄せる中国製品の氾濫と日本の空洞化を背景に日本国内で「元切り上げ論」が世間を賑わせている。しかし米ドルと中国元のリンケージ問題を無視すると既に元の対円レートは半年で10%以上切り上がっている。相場は水物だが日本国債がG7で最下位に位置付けされここ暫くは更に円安基調で推移するのではないでしょうか。
また上海でコンピュータープログラマ等の特殊技能者の賃金が急上昇していることは 既に伝えましたが今やこの流れは一般の大卒ホワイトカラーにまで及んできている。更に正式ビザで働く在日中国人と中国で働く日本人の急増を鑑みても結局両者が「収斂」の方向に向かっており、更に為替と中国のインフレ予測が拍車をかける格好になってきている。
都市開発やI Tをバブルと片付けるのは簡単だがこのニンジンが無かった旧共産圏は長期停滞に持ち堪えられなくなり早々に崩壊した。テロと戦争の中でITやバイオなど新技術の開発と同じくらいに世界に夢と希望を与えているのが中国市場だと思う。毎朝新聞を見てもそこに眼を背けネギやシイタケを守ろうとしている旧体制とは別のテーブルで経済の日中融合が加速しているのが判る。最近上海の銀行門前にたむろするチェンマネ屋(闇両替屋)が姿を消した。違法行為であり最近厳格に摘発する姿勢を示したからという意見もあるが実態はそうではない。日本円だけではなく米ドルに対しても元の先高感があり彼らが外貨を持ちたくないからである。結局自然に任せるのが一番良いのかもしれない。