中国語でWTO加盟のことを「入世」と書く、世界貿易機関へ入るから入世なのだろうが新聞は連日この「入世」後の予測で賑わっている。大雑把に言えばこれまでは国内試合だったがこれからはワールドカップの如く世界の強豪と同一ルールで戦ってゆかなければならないという論調である。そこで脚光を浴びているのがISO9000シリーズ(国際品質マネジメントシステム)の認証取得である。
これまで日本のJISや米国のULのような品質基準の無かった中国では大企業から零細企業まで一斉にコンサルタントを招いて勉強会が始まった。上海では鉄鋼、造船からタクシー会社、ケーキ屋に至るまで認証を取得したと看板や名刺に刷り込んでいる。やはり世界共通規格で品質管理されたケーキは他のものより美味しいのだろうか。また業種を問わず広く名の知れた大企業よりも中小企業の方がより熱心である。つまりISOがブランド化しているとも言い換えられよう。
日系製造業の間でもこれまで製品を全て親会社へ納めていたときには重要でなかったが、系列を越えた取引や中国企業及び他の外資企業へ販売するとなると、どうしてもISOの有無が1つのバロメーターになっている。また日本では社内でチームを結成し講習会を開くなど自社内で完結して取得する例が多いが、中国ではコンサルティング会社を利用するのが一般的である。ちなみに弊社でもこの7月にISO取得コンサルティング会社を設立したのでもしご関心があればいつでも質問をお受けいたします。