最近タクシーを降りる際、現金かカードかと聞かれる事が多くなったのでどんなカードなのか早速買ってみると地下鉄、バス、タクシーなど市内の交通機関共通のプリ・ペイド形ICカードだった。しかも読み取り機の上にかざすだけで良く小銭やクシャクシャの小額紙幣が不要で確かに便利である。見た感じは日本で最近増えたオレンジ色の公衆電話で使うカードに似ているが同様のものは香港でも既に一般的だ。
日本でも例えば首都圏では今年から私鉄や地下鉄で共通に使えるプリペイドカードが発売されたがJRでは使えない。私鉄用、JR用、バス共通カード、定期券、ハイウェーと気が付けば磁気カードだらけである。これが1枚で済むのだから気楽だが紛失してしまうとちょっと辛い。
またカードではないが日本に無く上海で当り前に使われているものに携帯電話のICチップがある。裏のバッテリー奥にはめ込まれている1cmX2cm程度のプラスチック片だがこの中に電話番号などの情報が入っており、機種変更もこのチップを差し替えるだけで済む。電池が無くなった時など友人の携帯電話を借り、自分の電話番号で受発信することも可能だ。通話料金は全て電話機ではなくチップごとに管理されているし、最近は再補充可能なプリペイド形や月190元の使い放題というタイプもある。
NHKの人気番組「プロジェクトX」で世界初の自動改札機の開発を取り上げていた。単一料金の是非は別にしてトークンとか云うメダルを客に買わせ、手が塞がっていれば鉄棒を腹筋で押させる欧米(上海も同じ、但しカード)に比べ実にスマートで優しい技術は何と30年も前の大阪で開発され全国に広まった。それは素晴らしいが上海の共通カードにしても携帯チップにしても技術云々より単に規格が統一されているから便利なのである。
現在JR東日本では首都圏を中心に微弱電波を使用した新しい改札機への変更が始まっている。また財布に1枚プラスチック・カードが増える。