政府首脳が国家の祝賀式典や外国元首を招待する国宴はどんなものか一般の庶民には知る由もないが、それを庶民に紹介するため、3年前に釣魚台(国賓館)を定年で退職した特級厨師(コック)・副調理師の呉家安さん(ウー・チャー・アン)を総調理師として招き、開業したのが無名居だ。
呉家安さんはかつて外交部時代に周恩来総理やニクソン大統領のために料理を作ったことがある。その中でも周恩来総理が一番愛好し、友人にも紹介したのは獅子頭という伝統的な淮楊料理。また、1980年から2年間、駐日本国中国大使館の総調理師として滞在していたが、日本の大臣の出席した大使館の宴会で彼は特に獅子頭を作り、これが好評を博し、日本のテレビにも紹介された。
獅子頭料理が無名居に登場して以来、特に宣伝はしていなかったが、口コミで噂が伝わり、近くの大学職員や芸能人、人民代表大会の代表等、有名人が良く来るようになった。
江南側の部屋はいつも満員なので、事前に予約が必要。