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【番外編】上海マーケット
2000.11.17 市場四方山話「詐欺まがい商法」

かつて日本にも「消防署の方から(方向から)来た」と言って消火器を高額で訪問販売する輩が居たが、上海で最近流行っているのは電話局の方から来たと語っては電話料金が安くなるという機器を取り付けて歩く商売である。

ちょっと考えてみれば回線を独占している電話局がみすみす減収になる「装置」をアポイントも無しに「配って歩く」はずなどないのに、これが結構引っかかってしまうのだ。さてこれらを細かく仕分けると3通り有る。まず全くの詐欺、これはタバコケース大のボックスに電話回線が繋がったときだけ点灯する発光ダイオードを一つ埋め込んだだけの箱、これで30元。国際電話うんぬんの話はせず只通話料が何割か安くなると云う。

次に少し良心的だが、かえって実害が多いのがIP電話と組み合わせた国際電話向けのケース。やはり同様の箱を電話機やFax機に取り付けるのだが、登録番号やパスワードは毎回入力しなくてはならない。これなら外でプリペイドカードを買ってくれば済む。郊外の工場などではカードの購入代行(番号とパスワードだけFaxかメールで販売すれば良く物流コストはかからない)でもやれば良いのにこれは行わず相場は200元。

更にこれは詐欺ではないが、時々摘発されて使用不能になるのが私設国際電話サービス。日本では違法ではない公専公接続をアンダーグラウンドで営業しているケースである。国際発信を判別すると市内の何処かに隠してあるIP接続装置に着信し、そこから先は国際フレーム・リレー等の専用回線か、酷い場合はインターネットで海外に飛ばされ着信国で再び公衆回線から相手の電話機をコールする。事実認可されたプリペイドカード方式のIP接続より安いようだが少々規制緩和をフライングしてしまった訳だ。以上、うまい話には気をつけましょう。

パシフィック・ブレイン株式会社 代表取締役 藤川 洋)

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