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【番外編】上海マーケット
2000.10.12 緑色食品

日本で言うなら有機栽培の低農薬野菜、或いはそれらを使った加工食品という意味です。ちなみに緑色巴士と言えば車体に大きな脱煙装置を取り付け排気ガスを減らした低公害バスのことで、「緑色」とは広く環境に優しいという意味までも含まれる最近の流行語でもある。

さて「緑色食品」であるが当然ながら値段が高い。いろいろな流通ルートがあるので一様には言えないが、例えばスーパーでラップに包まれた普通のトマト3個が2元なら、早朝の屋外自由市場だと1元で5個は買える。ところが古北に宅配してくる緑色トマト(決して青トマトではなく真っ赤に熟している)は3個で7元もする。

本当に有機栽培なのか、残留農薬は問題無いのか確認のしようは無いが、とにかく上海でこうした食品が多く見られるようになったのは人々の健康志向の高まりに寄るものである。もちろん悪く考えれば「緑色」と銘打つだけで高く売れるのだから「偽緑色」で一儲けを企む人達も出てくるだろう。だがそうした偽物は次第に淘汰されるだろうし、重要なのは上海でも食品に留まらず自然環境への配慮がビジネスになりつつある現状を理解することだと思う。

企業としても環境汚染問題など起こそうものなら永久追放されかねないし、逆に日本の得意な公害防止システムやコンサルティングを商売にすることも可能な時期になったのではなかろうか。

パシフィック・ブレイン株式会社 代表取締役 藤川 洋)

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