98年8月18日准海中路にオープンした上海ワタベウエディング1号店は99年4月までの間に、9,000組の婚礼写真、3,000世帯の家族写真、3,000組のトータルウェディングサービスの実績を上げた。同業他社は上海市内だけで約100店舗あるが、その中でも、商品の良さ、デザインの斬新さには定評がある。
また同社は、品質のレベルアップと共に現地文化を積極的に取り入れ、アルバムの制作を行っている。中国女性は二十歳前後から写真をアルバムにして残す習慣があり、結婚するまで毎年アルバムを作成することも珍しくない。日本ではそのような習慣はないが、日本人の利用者も徐々に増え、七五三シーズンの他、団体旅行客が中国衣装を身に付けてのアルバム作成にも人気がある。アルバム1冊の作成費用はページ数により異なり、1,200元から5,900元で2,500元前後のアルバムに人気が集まっている。
その他のサービスとして美容、エステも行っており、日本の化粧品を使用して価格は4,000円から7,000円。今後は年内に三店舗を新規開店する予定で、上海2号店は南京路に決定しており今後の発展が期待される。
同社の工場(上海華徳培時装(有))は主にウエディングドレスの生産、輸出を行っている。94年4月18日に浦東新区に設立した工場は現在世界10カ国に出荷しており、唯一の海外生産拠点となっている。日本、ヨーロッパから素材を取り寄せ、技術を導入し、創立半年後にISO9002国際品質認定(生産工程)を取得、その後ISO9001(設計も含む)も取得している。工場の規模は日本本社(京都市)より大きく、手先が器用な中国人女性による約10名のグループで生産し、厳しいチェックを合格したドレスのみ商品となる。
ニューヨーク、パリ、ロンドン、東京のウエディングドレスデザイナーと契約し、2ヶ月に一度は世界最先端の指導を受けている。ロンドンのデザイナーは故ダイアナ妃のウエディングドレスのデザインも手掛けており、上海女性の間でも注目されている。