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上海不動産事情
2001.1.23 マンションこの10年
このところマンション市況が再び上昇に転じた様である。新聞広告でも1平米2千元台の物件がめっきり減り、価格より周辺環境や敷地内の緑化率などをセールスポイントとしている物件が増えている。

この10年のマンション、特に外国人を対象とした物件価格はまさにジェットコースターだった。物件の絶対数が足りなかった92,3年頃がピークで、3LDKで1月の家賃が5千ドルと言われても「そんなもの」と平然としていた。もちろん平気で居られるのは駐在員にとって当然「会社負担」であり、そもそも赴任前に会社が家を探してくれたから家賃相場などあまり知る必要がなかったからであるが。

ところが94,5頃、外見は同じようなグレードの国内向け物件が大量に供給されるようになり状況は一変した。業者は「売れている、隣も上も下も成約済みだという」。もちろんハッタリもあるが最初の頃は実際売れていたのだ。買ったのは台湾や香港の富裕層で殆どが投資目的。しかも賃貸しする訳ではなく、1,2年で転売してサヤ抜こうと目論んでいた為、内装工事をする訳でもなく放っておかれ、やがて竣工ラッシュで完全に需給バランスが崩壊した。

ところが2000年を迎えた頃からであろうか、10%のGDP成長を 10年間続け瞬く間に東アジアの商業センターと化した上海の実需が追いついて来た。加えて外国人と華僑もビジネスチャンスを求めてこの街に押し寄せているから今回は需要の幅が厚い。また香港や東京と比べると未だ低コストでそれがまた上海を賑わせている。 21世紀は上海の世紀と言われて久しいがこれからの10年は果たしてどうなるだろうか。

パシフィック・ブレイン株式会社 代表取締役 藤川 洋)

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