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上海不動産事情
2000.9.14 住宅高層化規制
雨後の筍の様に高層住宅が生え続ける上海であるが、このほど規制が掛かった。今後開発申請される住居専用の建築物については14階以下に制限されたのだ。但し様々な特例の有るのは日本も上海も同じで、下に店舗や事務所が入居すれば依然として30階でも40階でも建設可能ではあるが、さすがに誰しも供給過剰と感じているであろうし過剰集積による渋滞やゴミ問題、さらに日照など都市環境問題への関心も高まっている。

早くから郊外鉄道が発達し、長い間地震への懸念もあった日本の大都市では高度成長期でも住宅の超高層化は起こらず、土地バブルを助長させた原因ともなった。しかし、神戸の震災で耐震性が実証され程よく地価が下がった現在、超高層住宅による都心回帰が起こっている。

崖っぷちに囲まれた香港と違い関東平野の数倍の平坦な土地がある上海周辺はやはり周辺に伸びるべきではなかろうか、私は数年前にもここに書いたが、手本になるのは日本の民鉄が都心のターミナルから放射状に郊外へ伸び、住宅やサテライト都市などを総合的に開発していった手法である。少なくとも現在の上海駅にこうした郊外電車が発着していればジャスコの撤退はなかったであろう。

緑豊かな嘉定や松江、青浦など電車があれば30分の距離である。ここに5分おきに市中心へ向けて特急や通勤快速が走っていれば私は是非ともこちらに住みたい。

パシフィック・ブレイン株式会社 代表取締役 藤川 洋)

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