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上海不動産事情
1999.5.13 待たれる中間価格帯マンション
一口に分譲マンションと言っても上海には2つの種類があります。1つは商業目的で新たに再開発により建てられた商品房。更にこの中でも中国人向け、香港や台湾などの同胞向け、そして外国人向けの3種類があり値段は後者ほど高くなります。もう一つは国営企業のリストラや民営化で従業員などに払い下げられた住宅で当然両者には大きな価格差があります。商品房は最低でも1平米当たり3、4千元で総額は数十万元。それに対して面積も比較的小さい払い下げ住宅は総額でも3万元から5万元です。

この差は実に10倍以上。普通の商品ならとても1つのカテゴリーでは考えられないですね。両者の狭間の価格帯こそが今の上海に求められているのです。住宅産業の振興は他産業への波及効果も大きく、政策的見地から中国でも景気刺激策として早くから手が着けられました。住宅ローンは瞬く間に広まり、郊外の住宅地から遠距離通勤するサラリーマンの姿も当たり前になりました。ところが都心の新築マンションは夜になってもあまり明かりが灯りません。その隣には満室の高層アパートがひしめいているのです。このアンバランスを埋めることも上海不動産市場の活性化に繋がります。

ではどうすればよいのでしょうか?まず古北新区など特殊な例を除いて空き部屋が目立つのは建築面積150平米にもなるような大型物件なのです。価格以前の問題として一人っ子の上海では持て余してしまう広さなのですが意外に小さい商品房は無いのです。例えば1平米4千元でも65平米なら26万元で済み購入可能層はずっと広がります。同時に古くて狭い払い下げ物件は2戸を1戸に併せてリフォームすれば10万元でも売れるのではないでしょうか?ささやかな提案ですが実現性は如何なものに。

(上海新科技房地産 経理 鄭 泓)

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