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上海不動産事情
1999.2.17 不動産の売却
これまで購入を中心にご案内して参りましたが「売却はできるのか」?との問い合わせがございました。実は私共は企業進出に伴い駐在員が実際にお住まいになる際のお手伝いのみを行って参りました。ところがこの度6年ほど前に購入したマンションを売却したいとのご相談が持ち掛けられ、情報収集してみたものの意外と難しいことが解りました。

まず不動産を購入できるのは市場で売る人がいるからであり、この事についてあまり深く考えておりませんでした。ところが上海について言えば、購入物件の90%は新築か完成後売れずに残っていたものであり、日本の様な中古マンションの流通市場は未だ整っていないのです。特に外哨房と呼ばれる外国人向け高級物件ほど売却は難しいです。この理由は、品質が年々向上した新築物件が、地域差はあっても全体的に供給過剰である事。また価格も横ばいか低下気味で、過去に高価格で買ったものを手放せない状況があり、それらは現在でも家具と家電付きで賃貸しすれば利回り年10%以上で稼いでくれます。

要するに売り手も買い手も極めて少なく、マーケットが形成されにくいのです。このような状況下でも香港系の業者は一応マーケットメイクしており評価もしてくれます。ただし米ドルで表示していても実際には換算額の人民元で受け渡しすることが半ば常識化し、外貨での決済を求めるとかなりの手数料を請求されます。

これも過渡期のことと思いますが、取り敢えずは不要不急の売却は避け、賃貸しして運用されるのが得策ではないでしょうか?ただ人民元に今後も切り下げ圧力が強まるようであれば、下がる前に回収してしまおうという考え方もありましょう。この際は初めから米ドル等必要な通貨で交渉する事が肝要です。

(上海新科技房地産 経理 鄭 泓) ,/FONT>

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