日本でも都心から周辺に急速に増えてきた超高層マンション。50階を越えるマンションもいくつか出現し高さでは上海を凌いでいる。構想はバブル期だったのかもしれないが、阪神淡路大震災も一つのきっかけになっているのでは無いだろうか。埋め立て地ポートアイランドや市庁舎、ホテル・オークラと言った超高層建築が数百年に一度の巨大地震にしっかり耐えたからである。80年代にロサンゼルスでも大きな地震が起きているが神戸とは比較にならない小さなものであり、世界の超高層建築にとって未体験の揺れだったはずである。
ところで日本では何階を越えると「超」高層になるのだろうか。売り出し広告を見る限りでは20階建てぐらいが境になっている様であるが、上海では高いビルはみな高楼と呼び特に区別していない。ただ住宅(マンション)に限るとエレベータの無い6階建てまでを多層、それ以上を高層と呼んでいる。眺望の良い超高層マンションは内環線の内側や浦東に多く建設されている。25階建てから35階建てくらいのRC造りで1平方米辺り5千元程度から。その殆どが築5年以内で建設中のものも多い。
さて、一般的な物件で問題なのはエレベータの少なさと整備の悪さである。先日、25階建てのマンションの20階を訪問した際、10人乗り程度のが2基しかなくしかも内1基は故障中で使用できない状態。エレベータホールに行列ができていた。これは酷い例だが私が入居している30階建ても4基のうち1つは半分の確率で使用停止。電気代節約のため管理会社が止めていると言うのがもっぱらの噂である。
この様な事情から上海でマンハッタンの様な生活を夢描いて超高層マンションを買うのは、もう少し様子を観た方が良いと思います。まずは借りて実際に住んでみることをお勧めいたします。
(上海新科技房地産 経理 鄭 泓)