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上海不動産事情
1998.11.18 投資利回りに見る日中の差  
日本の公認会計士からこんな話を聞きました。「以前は上海の不動産物件を投資案件として購入しようといろいろ探し、実際の手続き直前で購入主体となる現地法人登記の問題で見送り、結果として高値掴みをせずに済んだ。現在では日本の不動産のほうが利回りで魅力があり八重洲の旧国鉄跡地は言うまでもなく華僑がどんどん買っている」と。

確かに現時点で日本の競売物件(引渡しがスムーズに行われたとして)や、築20〜30年の都心のマンションは利回りで10%に届くものもある。銀行預金金利の実に10倍になる。これなら100%借り入れで事業化してもペイする。それでは上海はどうか。確かに古北や虹橋だけでなく都心から遠い龍柏までもが一時は1平米2,000ドル(17,000元)を越す値段で堂々と売っていた。ところが現在は内環線内の長寧区で地下鉄駅(来年開通予定の2号線)駅から徒歩5分の高層マンションで5,000元台である。

以前、値段の高い時期に威勢の良かった日系の不動産業者は最近は賃貸物件の管理業務に注力し、あまり投資物件を扱っていない様であるが安くなった今こそ妙味があるのではなかろうか。日本もそうであるが賃貸価格は分譲価格ほど下がらないのです。現在弊社でも97年から98年に取得し現時点では年利15%を超える利回りで外国企業に貸し出している物件が幾つかあります。

どれも新築の眺望良好な超高層マンションの上層階です。(日本の日当たり等という表現ではなく眺望です。)これまで各地区ごとに価格を紹介して参りましたが先出の長寧区の物件で購入価格は80万元(145平方メートル)で内装に15万元かけ合計95万元(1,400万円)です。これを現在1,900米ドルで賃貸ししております。

あとは上海の将来性に賭けてください。先ほどの公認会計士が言うには川崎駅前で1平米65万円と聞きました。上海なら東京で例えれば四谷や本郷あたりでしょうか?山手線内で10万円です。高いか安いかそれは来世紀前半に判ることでしょう。ちなみに華僑資本は上海でかなり高値掴みしています。

(上海新科技房地産 経理 鄭 泓)

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