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上海不動産事情
1998.8.5 地区別情報 6、上海の武蔵野「閔行区」
このコーナーでは空港から市中心部に向かってご紹介してきましたが、先日「空港のすぐ横に広がる閔行区を取り上げていない」とのご指摘を頂きました。後ろには青浦県が広がっているので県部は後回しにしようと考えていたのですが、その脇には上海市閔行区が存在しているのです。今回は此処をご紹介致します。

かつて一面に水田が広がり稲穂の匂いを漂わせていた閔行も現在では、地下鉄1号線沿線に郊外型の住宅地が広がり、緑の多い田園都市の雰囲気を醸し出しております。また名門の上海交通大学が移転してからは、学園都市の風貌も併せ持ち上海の八王子とも言えましょうか。ただ緑が多いのは良いのですが、日本のように私鉄が幾つも並行して走っている訳ではなく、例えば上海交通大学のある辺りから都心に出るにはタクシーで片道100元はかかります。従って学生が都心へ出るにはエアコンのないバスを乗り継ぎ、渋滞に巻き込まれれば2時間もかかることを覚悟しなければならないのです。

但し地下鉄は別です。冷房の効いた中渋滞も関係なく20分もあれば都心に出ることができます。現在この付近は郊外型住宅の建設ラッシュで分譲価格も1戸2000元台から買えるので、外国人よりも個人事業主など現金を持っているミドルアッパーの上海人が購入、入居するケースが多いようです。しかしながら更に駅から自転車やオート三輪で通わなくてはならない場所が多いのも現実です。

閔行の物件情報

万科広場
 
(比較的早期に開発され築10年ほどになる。かつては外国人も多く現在でも3千人を超すビッグコミュニティで都心へのシャトルバスも完備、但し地下鉄の沿線ではなく航空路の真下で騒音が気になる)
分譲価格1平方メートル当たり3500元より。

上海花園
 
(上海の名を冠する有る様で無い名称、地下鉄も使え現在開発進行中)分譲価格1平方メートル2900元より。

この他、地下鉄の虹梅路や蓮花路付近で駅から歩いて行ける範囲の多層物件が狙い目、価格は1戸当たり3000元以下なら将来、価格が下がる可能性は少ないと思われる。

*多層=5階ー7階建てでエレベータが無い建物。上層階は辛いがその分広くて安い。高層=8階建て以上でエレベータ付きの物件。建築面積で表記されるので多層に比べて柱やエレベータなど公共スペースが多く実際に使える面積は小さい。

(上海新科技房地産 経理 鄭 泓)

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